ぼーっとして過ごす土曜日

 もうすぐ中間試験のおにいちゃんとおねえちゃんは勉強をしている(はず)ですが、お父さんはパソコンでネット上をフラフラしています。
 医療崩壊の元凶ともいわれている(根本原因は違うと思ってます)臨床研修医制度のマッチングの結果が出ていました。都会の病院ではフルマッチが市中病院でも大学病院でも多いですね。(埼玉、千葉のマッチング率が悪いのはなぜなんでしょうね)
しかし、この表にならんでいる病院ですが、???とい名前もいくつか見られます。

北見赤十字病院 内科医が全員退職して一般内科が閉鎖ので有名に・・・
公立刈田総合病院 この間、朝日で某東北大から見放されたという記事が・・・
兵庫県立柏原病院 「小児科を守る会」で有名になりましたが、他の科は守ってもらえないみたいで・・・
藤枝市立総合病院 産婦人科が閉鎖、着任した医師も1ヶ月で退職

どんな環境でも子供が育つように研修医もそいつがしっかりしていれば成長していくとは思いますが、自分を振り返ってみるとその研修医時代の経験が医師としての自分の基礎となっているのは間違いありません。その始まりとしてきちんとした指導をしてもらえる病院を選択するのはけっして間違ったことではないでしょう。

周囲の病院のマッチング率が低迷する中でも、旭中央病院、佐久総合病院、天理よろず相談所病院(奈良で唯一のフルマッチ)はちゃんと研修医がやってきています。それはなぜなのか、ということを考えずに「近頃の若い者は・・・」系の論評をするのは止めるべきだとこの表を眺めながら思っています。