本当にNICUの大変さを理解しているのか、一般病棟の大変さを理解しているのか

朝日新聞の記事「新生児集中治療室の満床対策、病床移行の調整役配置」http://www.asahi.com/politics/update/0107/TKY200801070336.htmlより。
 なんか最近の厚生労働省はコーディネーターばかりワンパターンです。産科もコーディネーター、救急医療もコーディネーター、そして今度はNICUのバックベッドもコーディネーターですか・・・彼等がこれほどコーディネーターを万能だと考えるのは、やっぱりガンダムSeedのファンがいるに違いない?!
 今の僕の仕事はリハビリやで、回復期専門病院で仕事をしています。その患者さんが家に帰ることができるかどうかは、患者さんの病状のみでは決まりません。その家庭環境、家屋状況、経済状態etc...いろんな問題を解決しなければなりません。これはNICUの子供達についても同様です。
 厚生労働省は医師は不足していないと主張しているし、産科も集約化で可能、救急も不足していることは認めていません。ここでNICUについても「不足していない」と言いたいんでしょうね。(ここで不足していることを認めると「足りない」医者の数がとんでもなく増加しますので)本当にNICUから出せる患者をいわゆる「医師の怠慢」でそのままにしているなんてところを僕は寡聞にして知りません。