社保審医療部会のニュースは要注目

http://www.cabrain.net/news/article/newsId/41112.html
医療機能4区分の病床数に上限も、厚労省案- 通常国会での法改正目指す
というニュース。一度は報告制で収まったかに見えた病院の病床区分ですが、再び厚労省は各区分のベッド数の制限を持ち出すことで、コントロールしようと考えているようです。
「厚生労働省は、来年度後半の運用開始を目指す「病床機能報告制度」の4区分の医療機能ごとに、地域内の病床数をコントロールする仕組みの導入を提案した。医療機関の役割分担や連携を地域ごとにバランスを取りながら進めるのが狙いで、それぞれの病床数に上限を設けることも視野に入れている。最終的な方向性は11月末に固める。医療法の改正を伴う内容もあり、同省では来年の通常国会に提出する改正案に盛り込みたい考えだ。」

このコントロールの方法として、
１．4つの機能を医療法で規定した上で、地域ごとの病床数の上限である「基準病床数」を設定する
２．手術件数などの基準を各区分に組み込み、必要な医療機能に医療機関を誘導する

の２つの案が提案されているようです。このうち、行政側の恣意的な要素が強くなることが容易に想像できる案１には反発が強いようです（医療者側だけでなく）。

２０２５年モデルの成立へ向けて遮二無二突っ走ろうとしておられるようですね。はたしてその先にあるものは・・・