オスプレイについての雑感

沖縄に配備されるというアメリカの新型ヘリ(飛行機)のオスプレイ。飛び立つときはヘリコプターの様に回転翼を上に向けて回して垂直離着陸が可能、空中では前方へと向けてプロペラ飛行機のように飛ぶという飛行機とヘリコプタのハイブリッドみたいな航空機。アメリカの飛行機の愛称は鳥や動物の名前がついてます。イーグルとかファイティングファルコン、とかトムキャットとかホーネットとか。あ、ファントムなんていうのもありましたが・・・。このオスプレイっていうのは何?と思ってさっそくぐぐってみると、「ミサゴ」だそうです。へー、ミサゴ・・・ミサゴといえば先日のNHKの番組に出てたヤツだ・・・

http://cgi4.nhk.or.jp/eco-channel/jp/movie/play.cgi?movie=j_genki_20120627_1946
松江放送局の無人カメラの設置されている鉄塔に偶然巣を作って子育てをしたもの。この至近距離での撮影はすごかったです。
こういった猛禽類にとって最大の敵が「カラス」であったことも印象的。カラスってホントにずる賢いですね。

さて、話は航空機のほうに戻って。現在、その安全性、危険性についての論議が行われています。「墜落の危険性が高いから「反対」だ」と。当初はその重大事故発生率が問題視されました。その値が他のヘリコプタなどと比べて低いことがわかると次は中小の事故も合わせた発生率が高いとかいう報道も。
今回のオスプレイ配備が遅れると古いヘリコプタが使われ続けます。そのうちの1機種はかつて沖縄の大学に墜落したこともあるヘリコプタ。新しい機種への更新がなされないということは旧式の機種を使用し続けるということになります。これによるリスクを考慮しない論議を行ない、その「危険性」を煽り続けるのはいかがなものか・・・
ヘリコプタの危険性をそれだけ訴え続けるのなら、ドクターヘリなんてもってのほかとおもいます。その事故率の高さは際立っており、アメリカの死亡率の高い職業の上位にこのヘリコプタ乗務員が入っています。先日、日本でも患者さんのところに向かう途中でおかしくなり、緊急着陸する騒ぎがありました。ちなみに患者さんは普通に救急車で搬送されて問題なかった=ヘリコプタは不必要であったとも言えるわけです。いろんな意味で何が重要でそのリスクをどう評価するのか、ということなしに雰囲気とイメージだけで大騒ぎする人々と、それを煽り立てる「マスゴミ」さんたちが信じられない今日この頃です。