今年最後の日直で・・・

机の周りをきれいにしたり、本棚の中の雑誌を整理したりと、自分の机とは思えない状態に。
昼からは時間があったので、今年十分にチェックできていなかった島根県内の公立病院の決算や改革プランの評価をネットでチェック。昨年はこの時期(年末)にまともにこれらのデータを公表している医療機関がほとんど無いというすばらしい「お役所仕事」でしたが、今年は出雲医療センターや奥出雲病院などいち早く評価結果まで公表している病院がある一方、実質放置したままの某県庁所在地の市立病院など困ったちゃんがいるのは相変わらず。
さらにその「改革プラン」なるものが着実に成果を上げているということであれば、まあ良いのですが、ほぼ未達成。
松江市立病院を松江市の公営企業決算の数字から拾ってくると、収入95億8923万円に対して支出が103億1937万円。差し引き7億3千万円のマイナスです。改革プランから拾ってくるとH22の収入は98億7千万円、支出が103億77百万円、差し引き5億7百万円のマイナスとなっていますから、収入が2億8千万円未達成となります。昨年度の10億以上というトンデモない赤字(ちなみに4年連続約10億のマイナスが続いています)から3億も減ったというふうにとることもできますが・・・
さらに細かくみていくと、収入のうち入院が5,703,567千円で、外来が2,067,890千円。プランでみると入院で60億89百万円、外来が20億7百万円という予定のようですから、この収入不足の原因は入院で目論んでいた収入が3億8千万円以上増やせなかったこととなります。
この不足したお金は全てどこかで穴埋めすることに。これだけのヒドイ結果であるにもかかわらず、だれも責任を取ったという話も聴かないし(そもそもこのプランの評価も公表されていないわけですが・・・)、この結果を踏まえてどういった改革を行うのかというアクションも聞いたこともなし。さて我が松江市はどうなっていくのでしょうか・・・