これが本当だとすると・・・

「福島第1原発:被ばく2作業員搬送 やけどの症状」というニュース。その記事には信じがたい作業環境管理の杜撰さが出ています。20ミリシーベルトでアラームが鳴るように設定していて170ミリシーベルト被爆、(放射線管理スタッフ無しで作業させている?)本来水のないところに溜まっていた水たまりのサーベイが全くされていない、などなど・・・・
頑張っている作業員さんが如何に安全に作業できるようにするかは、あらゆることのマネージメントの基本中の基本です。正確な情報がきちんと伝わっているようには残念ながら見えません。タービン建屋に水があるということ事態がおかしいと分からない上、高線量の放射線を出している水があるということは、タービンを回すための水蒸気を通す経路の破損の恐れさえあります。
ここでいったいどんな作業をしていて、その時どういった管理状況で、そしてどうなったのか、そういった情報がマトモに記者会見で語られていることもないようです。この会社もうダメなんじゃないでしょうか。
ちなみに線量計での170ミリシーベルトは胸の高さで測定した線量でしかありません。ベータ線を浴びたとされる下肢の部分の局所被ばく線量についてまったくコメントがないということも大変気になります。