先日、某会議で

医師不足など今後の地域医療対策関連の会議がありました(ようするにまた地域医療再生とかいってお金をばらまくので、そのお金で何が買って欲しいのかをおねだりする会議)
この会議で、どうしても静かにしておくことができない困った医者が約一名(ようするに僕)。
「医師確保対策と称して研修医への待遇改善といったものがたくさん提案され、実際に優遇されているが、本来もっときちんと処遇されるべき指導医への待遇改善が十分になされていない。今回の再生基金でそういった部分への対応を希望する」という発言をしてみました。この事について誰かが異論を唱えるなんていうコトはまったく想定していなかった(医者ならみんなそう思っていると信じていたので)のですが、某国立大学病院の事務長さん?から「うちの病院では指導にあたる医師を年棒制にして、研修医への給料より多く払い、これまでと違って共済にもはいれるし、有給休暇もとれるようにしています!!」みたいな自慢の発言が。研修医に指導している医者の給料が低かったというこれまでの状況のほうが異常で、そのうえ彼らには共済とか有給休暇とかがこれまでなかった(当然事務さんたちは有給休暇もあるし、共済にも入っていて、たくさんの退職金が保証されているんでしょう)のが問題だとはまったく思っておられないようで・・・こんな大学に研修医がいつかない(研修が終わった後の将来の自分の姿である大学の指導医たちがそういう待遇にさらされていて誰がそこに残ると思うのか・・・)ということが分からないような人が経営に携わっているようでは先行きはキビシイかも・・・