救急心筋梗塞診断、逆転勝訴のニュース

「診断めぐり遺族が逆転敗訴「当直医に専門判断は酷」 福岡高裁」というニュース。http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/101126/crm1011261921031-n1.htmより。日本の当直の実態は「夜勤」であり、ひろく散らばった医療機関で自分の専門分野以外の疾患を救急医療として診察することが求められています。その中で、自分の専門分野でない疾患を「専門医」レベルの診療をできなかったことで訴えられ、賠償を要求されるという裁判が相次いでいます。地裁レベルではこの訴えが多く認められ、マスコミで大々的に報道されたりしますが、この高裁での判断は「循環器専門医と同等の判断を要求するのは酷」というまっとうなものでした。