民営化すればうまくいくの?

阪南市立病院 民営に」http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/osaka/news/20100814-OYT8T00960.htmというニュース。
この病院はかつて全ての内科医が退職し、病院そのものの存続が危機的な状況になったこともある病院です。医師の給料を出来高制にして高額の所得を保障したことで市長選挙で問題になったことでも有名になりました。
公立病院改革プランをこの病院も策定していますが、このプランによるとH20年に2億6千万以上の赤字だったものが21年には1億1千万の黒字になるというカルロスゴーンなみのV字回復を予定していたようですが、そんなに簡単に赤字が減るはずもなく、2億以上の赤字が今年も続いたということ。しかもよく見ると一般会計や特例債などの医業外収入が前年度より8千万以上増えての数字ですから、実質の医業収入、支出でみるともっと悲惨な数字となっていることは確実でしょう。

そういった病院が「民営化」するだけで良くなると言い切る経営コンサルタントって・・・・やはりtony先生の天敵?の長さんでした。