ホメオパシー推進しようとしている一事でも長妻さんは厚労相を辞任すべき。

先日のビタミンK投与をしなかった大バカ助産師事件以来、ホメオパシーに関する新聞記事がいろいろ出てきています。
「「ホメオパシー」トラブルも 日本助産師会が実態調査」という朝日新聞のニュース。この中でも書かれているが、このニセ医療を「自然」と称してだましている助産師が多くいること。
この記事に出てくるトンデモ助産師さん、
「 テレビ番組で取り上げられたこともある有名助産師で、昨年5月から日本助産師会理事を務める神谷整子氏も、K2シロップの代わりとして、乳児にレメディーを使ってきた。

 取材に応じた神谷理事は「山口の問題で、K2のレメディーを使うのは、自重せざるを得ない」と語る。この問題を助産師会が把握した昨年秋ごろまでは、レメディーを使っていた。K2シロップを与えないことの危険性は妊産婦に説明していたというが、大半がレメディーを選んだという。」
この中で一番の犯罪的な部分は「K2のレメディー」というもの。まるでビタミンKの代わりになるアメ玉が存在するかのような言葉です。本当に「自然」を主張するのなら、新生児にアメ玉をなめさせるのは決して「自然」なことではないでしょう。ただの水を染み込ませた「水」をとんでもない値段で売りつけているという意味では、霊感商法と変わらないなわけですが、これを「日本では、長妻昭厚生労働相が1月の参院予算委で、代替医療について、自然療法、ハーブ療法などとともにホメオパシーにもふれ、「効果も含めた研究に取り組んでいきたい」と述べ、厚労省がプロジェクトチームを立ち上げている。」という一事でも長妻さんには厚労相としての資格はないでしょう。科学的に効果が証明されている多くのクスリの保険適応を認めずに、科学的に「効果がない事」が証明されているものにプロジェクトチームを立ち上げるその「非科学性」はある意味犯罪的でしょう。少なくとも厚労省のプロジェクトチームがLancetを超えるレベルの研究ができるとはとうてい思えません。