防災ヘリが墜落した事故について思ったこと。

まずはお亡くなりになった乗組員の皆様のご冥福をお祈りします。
今回の事故で、直接の原因はどうであったかということについては論議する能力も知識も何もないのでその事には触れません。今回の報道の中でスルーされてしまっていますが、論議すべき点として、そもそも救助にヘリコプターを飛ばすべきものであったか、ということがあります。この登山で事故があったのはヘリコプターが落ちる前日の午後4時ごろとのこと。助け上げて心肺蘇生を1時間半続けたが、効果がなかったということですから、すでに「死んでいる」状態になって12時間以上が経過しているわけです。どう考えても救命できない「遺体」を運ぶという目的で7人の救急隊の命をかける仕事をさせてしまったということのほうが反省すべき点ではないかと・・・
かつて鳥取県ではこのホイスト降下を医師や看護師にまで訓練させ、こういった現場に連れていこうとしていました。(http://db.pref.tottori.jp/pressrelease.nsf/5725f7416e09e6da492573cb001f7512/93978F953F9D9AC5492574AA000BE015?OpenDocument を参照)