大本営発表をそのまま垂れ流しにするような「マスゴミ」さん

かつて負けていても勝っているかのような報道をして日本の国の方向性を誤らせてしまったという自覚が「マスゴミ」さんたちにはないようです。
「県立病院赤字23%減少/昨年度」という医療崩壊の聖地の一つ福島のニュース http://www.kfb.co.jp/news/index.cgi?n=201006153 です。
 この見出しをみると、「ああ、みんなで頑張って赤字が減ったんだ。良かった、良かった・・・」なんていうふうに思うはずです。しかしその記事の中身を見ると、赤字額が「5億2800万円(23・3%)圧縮された。」のは、「国の地域活性化・経済危機対策臨時交付金の約11億円を活用したのが要因。」とのこと。つまり、11億円をつぎ込んだら赤字が5億減ったというバカバカしい話。ようするにこの国の臨時交付金が無かったら6億近い赤字が増えていたということではないかと。事実、「医業収益は75億7700万円で、前年度に比べ8億3800万円(9・9%)減少」しているわけですから、病院は経営を悪化させながら、さらに医療提供量も減少している(医業収益は実際におこなった医療提供の量と相関するわけなので)というまさにサイアクパターンという事実を「赤字23%減少」などという言葉でごまかそうという恐ろしいニュースなわけです。
これは福島県の資料が赤字減少となっていたからこう書いたのか、自分たちで「判断して」このような記事にしたのか是非ともこのあたりを知りたいものです。なんの判断もせずにこのような記事を平気で出せるとすると・・・ああオソロシイ・・・