これって写メールでいいんじゃない?

山陰中央新報の記事「島大付属病院が隠岐島前病院に遠隔医療支援」http://www.sanin-chuo.co.jp/news/modules/news/article.php?storyid=519756004より。
皮膚の所見を無線LANでつないでカメラを遠隔操作で・・・だそうですが、これって携帯電話の回線で接続して写メールで送って電話で話して相談すればOKと思うのですが。隱岐なのでSoftbankは厳しいですが、FOMAのハイスピードエリアには入っているので、月数千円のコストで十分可能な話。どう考えても大学病院から遠隔操作で皮膚所見を写すカメラを操らないといけないとは到底思えません。
そういえば、地域医療再生関連予算の中にテレビ電話会議を行うシステムというやつに鳥取県は予算をつけているようですが、これってうちの法人では毎月の会議で普通に使ってるものだったりしますが、これに1800万円の予算がついていたりします。これもskype使えば実質無料で可能な話だったらどうしましょう・・・
日本中で「遠隔診療」とか「地域医療」とか言えば通るんでしょうか・・・

この隱岐で使われているシステムは産学協同で開発した「ミュー太」というシステムhttp://muta.gr.jp/main.htmlが使用されているとのこと。
このホームページで紹介されていた「福祉版」で書かれている利用例「ミュー太でおでかけ」ですが、出歩くことができない高齢者の代わりにこの「ミュー太」を持っていって「お花見」「観劇」するというシステムだそうですが・・・テレビのお花見中継とどれだけ違うのかよくわかりません。有名な公園でなくていいので、是非「ミュー太」のかわりにその高齢者を本物の花見に連れて行く計画を立てて欲しいものです。
なにかが間違っているとしか思えないなあ・・・