そして誰もいなくなるのでは・・・

山陰中央新報の記事、「地域医療勤務義務化を、川本でシンポ」http://www.sanin-chuo.co.jp/news/modules/news/article.php?storyid=518183004より。
この論理は憲法に違反しているという事実を理解できていない「日本国憲法第22条第1項」。「何人も、公共の福祉に反しない限り、居住、移転及び職業選択の自由を有する。」地域医療をすることを義務化するということは、この居住移転の自由という日本国憲法に明示された基本的人権に反するということを考えずに発言する自治体の長にかなりの違和感を感じるのは私だけではないはず。
島根には自治医大卒の医師が残らないのは「医師」側の問題なのか「県・市町村」側の問題なのか、真剣に論議されているとは思えないのですが。少なくともこれまで地域で医療を行ってきた医師に対してどういう形で接してきたのか、そういうところから考えていかないといけないのではないでしょうか。