舞鶴の悲喜劇

聖地「舞鶴」のニュースがありました。「舞鶴市民病院 医師削減し効率化図る
今年度運営方針 公的病院再編協議も」http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P20100224000078&genre=A2&area=K60より。
この記事から見ると09年度の1日あたり平均入院患者数は68人。一般会計から繰り入れられる補助金は9億6000万円ということになります。この数字のすごさは入院患者一人あたり1月に110万円以上のお金が注ぎ込まれているというおそるべき事実。この病院のベッドのかなりの部分が療養病床。一般病床も受け入れるのは手術が不要で経過観察期の患者となっています(病院のHPより)から、普通に考えても一月の入院費は数十万のレベル。自分で稼ぐことの可能な額の2倍以上の補填を受けていた計算になります。H20までの収支計画をみると、経費と材料費だけで(人件費が0でも)医業収益を超えてしまうという恐ろしい状態だったわけで。これって存在価値があるのでしょうか?
市立病院を潰した銚子とムリヤリ残した舞鶴。どちらが賢明なのでしょう?