進路指導というものをいろいろ考える

 共通一次試験がいつからセンター試験とかいう名前に変わったのかもよく知らないのですが、受験生にとっては、ひとつの山場を迎えているみたいです。
 うちのお兄ちゃんの通っている高校は僕やうちの奥さんの母校でもありますが、このセンター試験の結果をうけて、進路指導(受験する大学を決める)の真っ最中のようです。(うちのお兄ちゃんはまだ1年生なのであと2年先)
 思ったような点数が取れなかった場合、志望校をあきらめて違う大学を目指すことになるのですが、これがなかなか大変なもの。医学部志望であっても「点数が足りない」という理由でほかの大学の工学部を受験するように言われたりするのだそうです。
 近頃はひどいことをするんだなあ・・・なんて思っていたのですが、これは僕らの頃もそうだったということをうちの奥さんに教わりました。医学部希望だったのに経済学部を受けさせられたりとか、教育学部を受験するように言われたりとか・・・そういうことが25年以上前にもあったんだ・・・知らんかったなあ・・・。僕のクラスでは先生の指導なんてこれっぽっちも聞かない奴らばかりで、「今年は来年の下見に行ってきます。」とか平気で言っていたのがたくさんいました。当然クラスの半分以上が浪人という状態。それでも翌年、「今年は下見・・・」の言葉通り一浪で希望校に合格していきました。
 いわゆる大学のランクを下げるというのはまだしも、学部をまったく変えてしまうようにという進路指導はどうなんでしょうか?そこに納得っていうものがあるんでしょうか?本人の希望、実力、将来への夢、社会の現実いろんなものを総合してこの進路指導は行われなければいけないのでは?

本当にむずかしいものです。