ガンのための「特別な」リハビリって何だろう?

今回の診療報酬改定でリハビリの項目の中に「がんの疾患特性に配慮したリハビリテーション料の新設」というものがあります。これまでも胸腹部の術前後には呼吸リハ料がとれたり、術後廃用症候群の患者さんには脳血管疾患リハ料がとれたりしていましたが、これらは特に「ガン」という縛りはありませんでした。
緩和ケア対象の患者さんに行うリハビリも大変重要なものと思っていますが、これまではこういったいわゆるターミナル期の患者さんのリハビリは切られてしまうことが多かったんですが、これがOKになるんでしょうか?
しかしガンの疾患特性に配慮したリハビリっていうのがどうも思いつきにくく・・・。リハビリって疾患別にやるものではなくて患者さん全身をあるいは家族背景や家屋環境、社会的立場までも考慮しながらやるものと改めて思う今日この頃です。