指定校推薦問題なんていうもの・・・

「大学指定校推薦合格者の実態把握へ調査 島根県教委」http://www.sanin-chuo.co.jp/news/modules/news/article.php?storyid=517015004より。
 僕が大学受験をしたのは、もう25年以上も前になり、自分の子供の受験を悩まなければいけない世代になってきました。さてこの問題、発端はこの「県民ホットライン」という島根県のホームページにある投書箱のようなページへの書き込みが発覚の発端。「県立高校の指定校推薦について」http://www.pref.shimane.lg.jp/admin/seisaku/koho/hotline/record/200908/193.html。(わざわざ探してくるところに僕の性格が現れている気がします・・・)
 学校の実績を上げるという目的で行われる受験指導というのは、決して昨日今日始まったものではありませんし、ある特定の学校だけで行われるということもありません。昨年は関西の方の私立高校で学校がお金を出して一人の優秀な子にたくさんの大学を受けさせていたという話もありました。
 島根の公立高校は「国公立大学にどれだけ合格したか」をどうやら競っているようです。これは僕らが卒業したころから変わっていない感じ。あの頃も共通一次試験の成績で行きたくもない学部の試験を強制的に受験させるという話がいくらでもありました。今回これが表沙汰になったのは大学受験の多様化の中で私立大学の推薦入学というものの比率が高まったからなんでしょうか。しかし「島根・鳥取の大学はダメ、県外に出て二次試験をうける費用は全額親の負担・・・そのせいで10万円近くの余分なお金がかかってしまいました。」というのは完全にやりすぎ。受験費用を高校がだしたという関西の私立の方がある意味健全ですね。
 うがった見方ですが、島根、鳥取の大学はダメというのを進学するつもりのない(推薦で決まっているわけですから・・・)子が合格してしまうと自分のところの他の受験生が困るから・・・とかいう意味だったらオソロシイ・・・だって受けさせられる県外の大学にもそこが第一志望の学生がいるわけですから。