新型インフルエンザ死亡と呼ぶべき症例なのか?

新型インフル、持病ない45歳男性死亡 大阪」という朝日新聞の記事。http://www.asahi.com/national/update/0910/OSK200909100030.htmlより。まさに海堂尊氏の著書「死因不明社会」的なものです。解剖も同意されていないため、「死因はわからず、新型インフルと死亡との因果関係も不明」。37度台の発熱が数日続いたくらいのインフルエンザで人が死ぬとは普通思えないわけですから、これを「12人目の新型インフルエンザ死亡者」と数えるのは?です。せめてAi(オートプシー・イメージング)による脳血管疾患は鑑別すべき状況でしょう。これを「インフルエンザによる死亡」とするなら、いわゆる軽症者もきっちり管理するという風に厚労省は方針を転換するべきですから。