ふと考えたこと

 今日で夏休みも終了。昨日まではコーラス部の「おっかけ」をしていましたが、明日からはまっとうな「社会人」に戻らないといけません。戻った初日にいきなり当直という社会復帰するための「心優しい日程」が組んでありますし。
 お兄ちゃんは高校の補習に出かけましたが、「学年閉鎖」だそうです。「夏休み中の補修の学年閉鎖」ってどういう扱いになるんでしょうねえ・・・。とりあえず、帰ってきたお兄ちゃんは何故か「おジャ魔女ドレミ」のDVDを鑑賞中。一番下の娘が借りてきたDVDなんですが・・・。彼のアニメ好きの守備範囲の広さに唖然・・・。

 こんな平和な我が家でボーッとしていてふと考えたことは、医師不足対策のお話。
 医師の集約化を主張する人がいると、次に必ずその引き上げたところに医師の配置を希望する人がいます。「全て地域で全ての人が等しく医療を受けられるように」ということと「24時間365日、最新の医療を提供する」ということを同時に満たすことは絶対に不可能です。どこかの地域がこの医療を行うために、今不足している医師をどこかから捜してくると、その引っこ抜かれた地域では確実に医師が足りなくなります。引っこ抜かないで医師を集めようとすると「今、医師でない人を医師にする」か、「医師だけど働いていない人を医師として活用するか」しかないわけです。
 じゃあ、この「医師だけど働いていない人」がどこにどれだけいるんでしょうか?よく「女性医師」の活用策なんていう話があちこちで話題になり、各所でその対策とやらが行われているようですが、その効果は???という感じです。医師バンクにいくらオカネを使って、その効果はどうなのか、この女性医師対策はどうなのか、とかそういう評価はきっちりとされているんでしょうか?
 そしてそもそも、その対象となるべき女性医師はどれだけこの地域にいるんでしょうかねえ・・・