特定疾患

 いわゆる「難病」というヤツ。もともとの専門分野が膠原病なので、こういう患者さんを診察すること自体はけっしてイヤではなかったりします。とはいえ今は「リハビリやさん」なので、もうそんなに診ることはないだろね・・・なんて思って暮らしていたのですが、このところ立て続けに3人。それも全て血管炎というのは。。。。
 うち2例は今回発症の患者さん。前の病院の検査データから病理のプレパラートまでみせてもらって、治療も行って無事外来通院へ。この間来たもう1例は20年近い病歴とのことでずっとダイガクビョーインで診療を受けていたとのことですが、今回はダイガクからではなく他病院からの紹介だったこともあり、これまでの病歴も検査データも何も無し。さらに特定疾患の申請もされていないという?マークが何個もつくような患者さんです。患者さん自身はとてもいい人で、リハビリも真面目に取り組まれて歩行可能となるまで回復されたので、「りはびりやさん」としてはOKなのですが。

 しかしCRP上昇してることが外来通院中に指摘されていて、独居の自宅で動けない状態で発見された長期フォロー中の患者の救急搬送を拒否するのは救命救急センターはイマイチな気がするのですが、どんなもんなんでしょうねえ。