加古川市民病院は第2の舞鶴市民病院になるおそれも。

加古川市民病院:医師不足、常勤内科医が2人に 来月末に3人が退職 /兵庫」http://mainichi.jp/area/hyogo/news/20090521ddlk28040410000c.htmlというニュース。
 内科医がいなくなってしまった病院としては、舞鶴市民病院が有名ですが、その時は、副院長先生の辞職に伴う集団退職というものでしたが、今回はそれとは異なり、徐々に減っていき、とうとう2人になってしまったというもの。外来診療表をのぞいてみると、そのうちの一人は名誉院長先生のようですから、あまり「兵隊」としては役に立ちそうにありませんし、400床を超える総合病院で内科医5人はしんどかっただろうと思います。
 内科というのは、こういった病院の土台ともいえる診療科で、外科系の症例も内科で発見されることが多いですし、手術を行う上での全身管理を行う上でも内科医の協力なしで、マイナー診療科は回りません。戦国時代で言えば、兵糧攻めにあっている感じになってしまうと思います。
 舞鶴でも内科が消えたあと、外科系の症例数が激減し、療養型へ移行したことで医師全員の退職へと繋がっていきました。市長さんは「非常勤医の協力で・・・」といった発言をしておられますが、なかなか厳しいでしょう。大変です。