景気対策としての介護・医療への援助にふと不安を持ったりした。

 これまで、医療費削減、介護の自己責任、みたいなことばかりを言っていた経済関係の諮問会議とかいう人たちが、介護・医療・福祉分野で失業者を吸収しよう、みたいなことを突然言い出して、介護職員の給与を上げようとか、ヘルパー講習に行く人には失業保険を出しますよとか、いろいろな政策が行われています。この6年間、介護関係予算をがんがん削ってきた張本人と思うのですが、この変わり身の早さというか、自分たちの言葉に責任を持たない厚顔無恥さとかは、見習わないといけないのかも知れません。まあ、人手不足で困っている介護福祉分野としては喜ぶべき事なのかもね・・・なんて思っていましたが、冷静に考えてみるとこれは「不況対策」らしいのです。「失業対策」という側面で考えると、また景気が良くなって「トヨタ」とか「キャノン」とかが輸出するチャンス!!みたいになったら、こういう介護の現場に来た人たちをまた根こそぎ引っこ抜いて連れて行こうとするんじゃないでしょうか?ハケンの人たちの月給とかは、時間外、休日、深夜とかの割増分もいれると手取りとしては介護福祉分野が太刀打ちできない水準の給料をもらっていた筈ですし。
 そんなことをふと思ったら、心配になってきてしまいました。