同級生の活躍はやはり嬉しいものです。

 大学の同級生のメーリングリストで、同級生のTくんの研究成果が新聞に載ったという知らせが届きました。さっそくGoogleNewsで検索、なにやらよく分からない発ガンメカニズムの研究のようです。間に新聞記者というまったく研究のことが分からない人が介在しているせいで余計に分からなくなってしまっているのかもしれませんが・・・
 それはともかく、同級生の活躍はやはり嬉しいものです。このTくん、出席番号がすぐ近くだったので、学生時代の実習の班がよく一緒になりました。がさつな僕のスケッチとは全く異なる緻密な絵を描いていたのを今でも良くおぼえています。すぐにカネの話をしたり、強制的に地方に医師を配置しようとしたりという無茶な話がまかり通っていますが、彼等のような研究者になる医者も必ず必要です。こういう人材を育てるという視点がまったく消えてしまっている今の医学教育に危機感をおぼえる今日この頃だったりします。(まあ、僕はもう一度研究室に戻るなんていうことは考えていませんが)
 ということで、さっそくCancer-CellのHP http://www.cell.com/cancer-cell/ をチェックに行くと、Rb Regulates DNA Damage Response and Cellular Senescence through E2F-Dependent Suppression of N-Ras Isoprenylationという論文が載っていました。なんとPDFで全てのページが参照可能でした。(昔は会員にならないと見られないというところが多かったのですが・・・。時代は変わっているのでしょうか)