がん治療を全国で格差なしで行うことが可能か。

 NHKフィギュアスケートを見ていました。そんなに凄く良いとは思わなかったものの織田君が優勝、復活したことはめでたかったです。その後そのままNHKのニュースを見ていると「どの地域でも患者に合った治療を受けられる」ようにすることを求める患者集会が開かれたとのこと。全国どこでもその患者さんに適した治療を受けられるようにすることにまったく異論はありませんが、そのために必要な人員、コストをだれが負担するのかという論議無しには成り立たない議論です。納得がいくまで説明してくれる専門医、化学療法専門医、放射線治療専門医、緩和ケア専門医が完備した医療機関が全国に配備されたら素敵でしょう。しかしそれらの専門医を育てることを目指しているのですか?それとも、まんべんなく診断治療できる家庭医とか救急医を育てることを優先するのですか?
 そして、これらの人員の人件費をどこから捻出していくかについて考えておられるのでしょうか?
 そういったことを考えずにただ「くれくれ」と言い続けることに???となってしまう僕は心が歪んでしまっているのかも知れません。