兵庫県立柏原病院の真実が報道されないのは何故か?

 「コンビニ医療を患者家族の努力で解決した素晴らしい例」として絶賛される兵庫県立柏原病院ですが、どうして冷静な目で病院全体を眺めた報道がされないのでしょう。
神戸新聞「予定の5人集まらず 柏原病院への神大医師派遣」http://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/0001436152.shtmlより。
3年間で医師が38人から18人へと半分以下に減り、他の県立病院から当直の応援を仰がないとまわせなくなり、さらに県の支援策の中心として宣伝されていた大学からの医師派遣もこの体たらくです。内科のいない状態で外科医が来ても肝心の手術症例が集まりません。放射線科は他科からのコンサルテーションで成り立つ診療科ですから、まともに回転していない病院ではまともな仕事があるのかが疑問です。

こういった状況であるにもかかわらず、「小児科を守る会」だけを絶賛する報道を続けるTVの医療崩壊特集が白々しく見えるのは僕だけなんでしょうか?