ジョブズのプレゼンテーション

 アップルのCEOスティージョブズのプレゼンテーションの凄さを表す比喩の一つとして現実歪曲空間という言葉が知られています。彼のプレゼンの前ではどんな欠点も消え去ってしまい、この商品を買う以外にない!!、彼にどこまでもついて行く!!と思わせる力があるからです。
 先日、「パワーポイントの使い方について」という勉強会を看護師さん対象で行いました。改めてパワーポイントの操作方法をレクチャーしてもしょうがないし、(そもそもパワーポイントなんて長いこと使っていないし。この2,3年はすべてKeyNoteで作っています。Macユーザーですから)そもそもこの「パワーポイントの使い方」というプレゼンそのものをKeyNoteで作ってました。
 彼のプレゼンの画面をネット中継でみて一番象徴的なのは「シンプル」ということ。画面にはキーになる1単語のみ。インパクトはこれを上回るものはないんでしょう。他の多くのプレゼンが後でプレゼン資料のみを見れば話の全てがわかる感じなのに比べ、彼の話そのものに価値があり、全てを聞きたいと思わせ、そして印象に残るキーになる単語、キーになる絵、写真をしっかり見せる。そしてみんなを自分のフィールド、次元に引きずり込んでしまう・・・
 そういうプレゼンができるようになりたい、と思いつつ、たくさんの字とたくさんの色が乱れ飛ぶ美しくないスライドを作っています。あと10日後にせまった講義の資料ができずに苦しみ中・・・