トリアージの話

今日もいつもの2ch巡りをしていました。「僻地医療の自爆燃料を語る108」の中の書き込みにある文系の大学での講義で「トリアージ」について話したことにかんするブログのURLがあがっていました。http://d.hatena.ne.jp/fuku33/20080522/1211444127
このページへのコメントが山のようについており、トラックバックもスゴイ数になっています。(といいつつ、僕もその仲間入りだ・・・)トリアージは本来、戦争とかそういう状況の中で生み出されたもの。実際に日本で本格的にこのトリアージがなされたのは、福知山線脱線事故が有名です。この事故に対するトリアージの取り組みはNHKの特集にもなりました。
この番組の作り自体にはいろんな意味で文句を付けたいところもいろいろあったりしますが、トリアージというものが世の中の人の目に触れたという意味では画期的なものでした。あの事故でたくさんの方がお亡くなりになりましたが、阪神大震災後につくられたネットワークのおかげで多くの命が奇跡的に助けられました。
通常の医療現場では心肺停止状態の患者さんがいたら何人もの人間がその人の命を助けるために必死で戦います。そして息を吹き返し、助かることもあるし、その努力の甲斐無く亡くなることもあります。
このブログについたコメントについて思うのは「そんな言葉遊びは止めてくれ!!」ということ。極限状態の中でどのようにして患者を助けていくのか、必死になっている人間をなんのリスクも負わずにあれこれと文句を言うヤツは大嫌いです。