福島大野病院裁判結審

 昨日はヘロヘロで速攻で寝てしまい、アップできませんでしたが、昨日は福島大野病院の産婦人科医師の裁判の最終弁論の日でした。弁護側の最終弁論で当然の無罪主張です。この裁判の結果が8月に出ます。この裁判が多くの医療裁判と根本的に異なるのはこれが「刑事事件」だということです。損害賠償としての「民事訴訟」であれば、ここまで激しい医療界の反発は無かったでしょう。しかし福島県警と検察はこの医師を「犯罪者」として起訴しました。さらにはまったく逃げようとしていない人間を診療中に「逮捕」するという暴挙に出たのです。結果が悪ければなんでもアウトというのなら、日本中の「死亡診断書」を書いた医者はみんな犯罪者なのでしょうか?その医者が無茶苦茶天才的な治療をしていれば死ななかった、といって逮捕されるのでしょうか?
 今回の裁判の行方を日本中の医師が注目しているのはこういう事です。