世の中のヒステリックな対応がおかしな流れを作っている。

 入学金を納めていなかった高校生が入学式に出られなかったとのこと。しかし冷静に考えると、そもそも入学金納入期限までに入学金を払わなかったこの生徒は入学取り消しなのではないのでしょうか。入学金が経済的理由で納められない場合には、手続きを踏めば減額措置とか授業料免除規定とかあるはずです。大学時代、後半3年半は授業料免除の手続きをしていた記憶があるので(もう20年も前だ・・・)。入学金免除はかなり基準が厳しかったですけれど。これに対して批判をする教育評論家のおっさん(どこかの私立大学の教授だったかな?)とか県教組とかってやっぱり方向性を間違えていると思います。
 昨今の後期高齢者医療制度の根本的な欠陥の一つが、生活保護世帯以下の収入の年金受給者からも保険料を徴収していることではないでしょうか。その一方で、生活保護の不正受給者の問題があります。なによりも疑問なのは、受診のため、という理由で際限なくタクシー代が請求できるというシステムです。先日の道路特定財源で湯水のごとく残業後のタクシー代を使っていたのと同じにおいがします。(自分のお金でなければ無駄遣いはこわくない)ふつうの収入があるレベルの人でも、タクシー代を何万円も払って病院に通院できる人がどれだけいるのでしょうか。本来使うべき方向でないところへ無意味なお金を使い続けていることに疑問を持つべき時代が来ていると思います。そんなタクシー代を認めるぐらいなら、他のたくさんの人の保険料を減額することが十分可能な筈と思うのですが。