とうとう病院閉鎖・・・

 朝日新聞の記事、「阪南市立病院、4月から入院全面休止 医師大半引き揚げ」http://www.asahi.com/national/update/0129/OSK200801280105.htmlより。ある意味、内科がなくなるというのは、病院存続そのものに関わると言うことをいみじくも証明した形となりました。記事の中の「入院患者数が前年の約3割にまで激減。市幹部によると、和歌山県医大の医局から「手術の機会が少なくなっている病院に医師を派遣し続けることは難しい」」ということからみてもわかるように内科がなければ、他の科は手術を行うこと自体が困難になり、そこで勤務する医師は職を奪われてしまう(ある意味、限りある資源の浪費になっている)ので、大学も他の忙しい病院へ派遣する(そもそも医局が派遣って法的に正しい用語なのでしょうか?)ほうがみんなのためになると判断することは決して間違っているとは言い切れないかもしれません。
 しかし、この都会でも病院閉鎖になるという異常事態がおこるほどの医師不足ですが、それでもまだ「偏在」と言い続けるのですかねえ。