かつての栄光は今どこにいったのでしょうか

朝日新聞の記事「当直の医師が宿舎抜け出し忘年会で飲酒 舞鶴市民病院」より。http://www.asahi.com/kansai/news/OSK200801040089.htmlです。
 僕が大学生、研修医だった頃、舞鶴市民病院で研修をした、あるいはするというのは無茶苦茶優秀なやつでした。今不足しているという全身を無駄な検査や薬を使わずに診断、治療するというトレーニングを受けられる病院として知られていました。多くの救急患者を受け入れる病院でした。
 それが今は療養病床となり、その療養病床に17人の入院患者(京都新聞電子版では18人)を受け入れるだけの病院になってしまったというのが悲しいです。しかし、療養病床17人の入院患者しかいないのに常勤医が5人。毎月8000万円の赤字ってあなた、年間10億でしょ?療養病床の患者さん一人から得られる入院収入は30から40万円。20人の患者がいても月に700万円ほど。京都新聞の記事によるとこの忘年会は「総務課有志」(どんな志があるのかは不明)によるもので朝日新聞によるとその出席者は10数人だそうです。700床以上の病床のあった僕の前勤務先でも総務課の職員は4,5人だったと思うんです。こんな会社が税金によってむりやり動かされているとするとほとんど犯罪と思うんですが。