こういう訴えを聞くとイヤになる。

「諏訪中央病院を提訴 遺族が損害賠償求め」http://www.nagano-np.co.jp/modules/news/article.php?storyid=9258
この記事に関する平方先生のブログはこれ、http://air.ap.teacup.com/awatenai/510.html#readmore

 ほとんど因縁でしょう、これは。(死体換金ビジネスという人もいます)・・・10年前、日本ではモルヒネの十分な使用がなされず、苦痛に苦しむ患者さんがたくさんいました。これらの患者さんの苦痛を取り去ることの重要性が言われ、ガン対策法が施行され、緩和ケア医の養成が言われているわけです。この裁判で争われている患者さんは84才、発見時すでにターミナルステージで余命3ヶ月と言われていたのが2ヶ月ほどで亡くなったというのが気に入らないのでしょうか?
 だいたい良くあるパターンは、日頃ずっと看病して患者さんと一緒に頑張り、苦しんできた方は「延命処置は止めて欲しい、このまま自然に」とおっしゃいます。これまでの苦しさをよくわかっておられるからだと思います。たいていこういう状況で大騒ぎするのは、これまでずっとほっておいて最後にやってくる遠くの親戚。「この病院はなんでちゃんと仕事をしないんだ!!」なんて怒鳴ってきます。
 「余命3ヶ月です」って言って3ヶ月ちょうどで亡くなるのはTVドラマだけだからね。僕は「あとどれくらいですか?」って聞かれたら「神様でも占い師でもないのでわかりません。」と答えています。そんなに簡単にわかったら苦労しないっすよ。
 ついでに、あまりにクオリティの低い(まともに仕事をしていない)マスコミのレベルには今回もうんざりします。