これはハイリスクではないの?

毎日新聞の記事「<規制改革>医師負担軽減で看護師の薬処方解禁…医療分野案」
政府の規制改革会議(議長・草刈隆郎日本郵船会長)という会議の方々は「(1)看護師による感冒、便秘、不眠、高血圧、糖尿病などに対する検査、薬の処方(2)助産師による正常分娩(ぶんべん)時の会陰切開、縫合(3)訪問看護における看護師による死亡確認や薬の処方−−などの解禁を挙げた。」ということですが、不眠、高血圧、糖尿病の処方って簡単だと思っているんでしょうか?不眠の薬を横流しするとかいう問題のほとんどは「看護師さん」が犯人だったりしますよね?高血圧の薬も副作用を考えずに処方すると大変なことになりますし、糖尿病に至っては、下手すると患者さん死にますけど・・・(コントロールの難しい患者さんの時は、僕等だって糖尿病専門医に聞かないと無理なのに・・・)
最近、看護協会のエライ人たちは、「自分たちに処方権を!!」という要求をされていますが、権利には義務や責任がついて回るということを本当に考えているのか心配になることがあります。ヤバイ医者がいるのは知っています。(昨日もヒドイ目にあったし。頼むから全身コントロールしてから患者さんを転院させてねー!!それから転院当日にケガしてるんだから、ちゃんと診断、治療して状況説明ぐらいしろー!!)