「チームバチスタ」の世界が。

千葉日報の記事「解剖対象外もCT検査 死因3割特定 千葉大医学部」映画化も決まった「チームバチスタの栄光」で描かれたオートプシーイメージングがニュースになっていました。
ちなみにオートプシー・イメージング学会もあります。これだけ断層撮影装置(CT、MRIなど)が普及している国は世界に存在せず、御遺体にメスを入れることをいやがられる方でもCT撮影ならOKしていただけるチャンスが増える筈。問題はこの費用を誰が負担するのか、ということ。現在いろいろ問題になっている各種医療裁判でも、死亡時の情報がカルテのみである場合とこういった情報がある場合とでは正確性が変わってくることも期待できます。というか、剖検はやだ!!って言っておいて「真実が知りたい」って裁判をおこすのは辛すぎますが。
これで全てがわかるわけではありませんが、警察の検死の人も体表面だけチェックして死亡原因を検索しろ!!といわれても難しいです。今、問題になっている相撲の「かわいがり」殺人事件(敢えて殺人事件と書いています)でもこういった画像検索がなされていれば真相解明に有用であったことは間違いないと思います。