うーんと・・・これって昔となにが違うんですか?

産経新聞の記事「地方の医師不足解消へ新システム 大学病院の機能強化し支援」http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/living/98325/ だそうですが・・・これって新研修制度前となにが変わったんでしょう?
「大学病院は連携する医療機関に対して期間を区切って医師を派遣する。」
「定められた期間が経過すれば確実に大学病院に戻れる。」
「経験豊富な医師から助言を受けられるようにする」
これ全部、昔の大学医局からの派遣時代と同じだと思います。

大学病院に戻れることがメリットと思う医者というのがどれだけいると思っているのでしょう?こんなことのために「来年度の予算は100億円を見込む」って・・・さらには「研修にはインターネットを活用した学習システムも想定している。」とかいうのには開いた口もふさがらないというか、インターネットを使って医師の学習システムを作りましたとか馬鹿なことをいう暇があったら他にすることあるでしょう。(ネットでの情報収集なんて10年前にはすでに常識だったし、実地でしか身につかないからこそ、みんな給料が安くても症例が豊富で研修体制の整っている都市部の病院に行くのです。そして「大学医局」に所属していないと生きていけないのでは、というのはすでに幻想であることが証明されてしまっている現在、大学病院に研究目的以外で戻る意味なんてないのでは?!

そういえば、かつて目の敵のように「詰め込み教育」とわめいて「ゆとり教育」が素晴らしいといっていたのを転換したのも「文部科学省」でした。まずその前に、「ゆとり教育」は間違っていました、日本の教育水準を下げ、国際競争力低下の原因を作ったので、給料と退職金を返還します、とか言ってみたら?