これって昔の「名義貸し」と一緒だったんじゃないの?

朝日新聞の記事「昨秋スタートの国立病院間の医師派遣、半年で打ち切りに」http://www.asahi.com/life/update/0531/TKY200705300423.html
今度の医師不足対策のうち、唯一すぐに実行可能(他は何年もかかる医学部定員増員などなので)な筈の都会の病院から僻地への医師派遣ですが、始まってわずか半年でうまく回らなくなったという話・・・。いや、当たり前といえば当たり前の話で、都会も含め少なくとも仕事をバリバリやっている医者をよそに連れて行かれたら、供給側がうまく回らないに決まっているじゃないですか・・・・って思ったら、派遣されて行っていた医者は院長、副院長などの管理部門の医者だったという話まででていました。医者の数が足りなくなって、診療報酬のカットされる水準になってしまったことに対して「定員」を満たすために人数合わせしていたということらしいのですが、これって何年か前に問題になった大学院生とか大学医局の医者の「名義貸し」とどこが違うの?っていう感じですね。僕も大学院時代はいろいろな病院で外来をしたり、当直をしたりして生活を成り立たせていました。ちゃんとその病院で外来して病棟の患者さんを診ていましたが、そういったものを徹底的に批判していたはずですが、それと同じ事(院長クラスが数日ごとに代わって行っていたらまともに病棟とか診られないし、夜はどうせ上の方の人は接待とかしているでしょうから、ある意味僕等のバイト以下)をしていて何故指弾されないんでしょう?