今年も大混乱のリハビリテーション医療

通常、どんなに問題があっても次回の診療報酬改定までは変更されないのが保険点数と思っていました。前回の改定の前に麦谷さん(厚生省の偉い人)の講演を聴いたときに「今の点数表は複雑でわかりにくく、同じ事をしていても報酬が全然違う。もっとシンプルにわかりやすいものに・・・」とおっしゃっていました。にもかかわらず、昨年の診療報酬改定は複雑怪奇な疾患別リハビリ点数が出現。いっしょに組み込まれたリハビリ打ち切り問題が社会問題化し、署名運動まで起こったことと、今年が参議院議員選挙があるので、この対策をしないとうるさい人がいる。(某議員は、お役人を呼び出して「おまえのせいで票が減った!!」とか怒鳴ったという噂もある。票が減ることより患者さんが悪くなることを心配して欲しいなあ)
診療報酬の点数に不都合があったものを修正すること事態については決して異議を挟むつもりはありません。しかし、「毎回毎回3月ぎりぎりに発表して4月から変更、詳細については3月最終日にちょろっと出す。」みたいなやり方は辞めて欲しいです。今の医療は「説明と同意」に基づいて行われなければ行けません。医者が患者さんのために良かれと思い、保健医療が可能になったとして行おうとする医療をその場その場でコロコロかわる診療報酬について説明して行う側の身になって考えて欲しいものです。
今回の最大の疑問点はリハビリテーション医学管理料なる代物。何分間のリハビリテーションを行えばいいのか、集団訓練はOK?それともNG?担当した療法士の単位数は1日の制限の中に含まれるの?などなど・・・これも3/30とか3/31とかに詳細がでてくるのでしょうか?(もしかしてまだ決まってないなんて事は・・・)